(ブルームバーグ):米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントは、半導体メーカーの米インテルに対し、数十億ドル規模の投資を提案した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、インテルの事業立て直し戦略への信任を示す動きとなる。
アポロは最近数日間で、インテルに最大50億ドル(7200億円)相当の投資を行う用意があると示唆しており、エクイティー型の投資になると関係者1人は説明した。部外秘情報を理由に匿名を条件に語った。
同関係者らによれば、インテルの経営陣はアポロの提案を検討しているが、まだ何も決定しておらず、投資規模が変更されたり、話し合いが不調に終わって取引が成立しない可能性もある。
インテルについては、クアルコムが友好的な買収を提案したと、この動きに詳しい複数の関係者が21日に明らかにした。史上最大級の合併・買収(M&A)の一つとなる可能性があると述べた。
インテル、クアルコムが買収検討と関係者-過去最大規模のM&Aにも
アポロとインテルの担当者はいずれもコメントを控えた。
パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)の下、インテルは新製品・技術の開発や外部顧客の獲得などに取り組んできたが、そうした努力は業績をかえって悪化させ、インテルの株価時価総額は大きく落ち込んだ。
インテルは6月、アイルランドにある工場を所有する合弁事業体の持ち分を110億ドルでアポロに売却することで合意するなど、両社は既に関係を結んでいる。
アポロは昨年、米ウエスタンデジタル(WD)が発行する転換型優先株の取得を通じてWDへの9億ドル投資を主導した。
原題:Apollo Is Said to Offer Multibillion-Dollar Intel Investment (1)(抜粋)
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