(ブルームバーグ):ゴールドマン・サックス・グループは、トレーディング戦略部門の世界責任者、ジョシュ・シフリン氏を、グローバルバンキング・マーケット部門の最高戦略責任者(CSO)兼金融リスク責任者に昇進させた。ブルームバーグが確認した文書から分かった。

現在の職務に加えて新たな役割を担うシフリン氏は、金融リスクチーム、債券・通貨・商品(FICC)デスク、プライムリスクストラテジーチームおよび戦略、投資、パートナーシップチームを統括する。プライムリスクストラテジーチームはプライムブローカレッジ顧客向けのリスク分析を提供する。

グローバルバンキング・マーケット部門共同責任者のアショク・バラダン、ダン・ディーズ両氏の17日付文書は、シフリン氏の職務について「さらに、当社事業部門と協力し、トレーディング業務を厳格に監督し、強力な管理環境を確保する」と説明している。

シフリン氏は2001年にゴールドマンに入社し、アナリストとしてキャリアをスタートさせ、09年にマネージングディレクター、12年にパートナーに昇格。23年11月にトレーディング戦略の世界責任者に就任した。

同氏は最近の米50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利下げを正しく予想したが、さらなる50bp利下げの可能性も排除していない。

「雇用データが政策の方向性を決定する。労働市場が引き続き低迷し失業率が上昇する場合には、50/50/50という道筋も考えられる」と、18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)決定に先立って顧客向けウェビナーで述べていた。

原題:Goldman’s Schiffrin Named Strategy Head for Banking, Markets (1)(抜粋)

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