(ブルームバーグ):米連邦取引委員会(FTC)は20日、CVSヘルスとシグナ・グループ、ユナイテッドヘルス・グループ各社の薬剤給付管理(PBM)部門について審判手続き開始を明らかにした。違法なリベート(割戻金)プログラムに関与したことでインスリン価格が押し上げられたと指摘した。
FTCによると、CVSのケアマーク、シグナのエクスプレス・スクリプツ、ユナイテッドヘルスのオプタムRxは、価格が低めのインスリンを承認薬リストから除外する見返りに製薬会社から金銭を受け取った。これら企業の関連組織で、製薬会社とのリベート支払い交渉を担う共同購入機構(GPO)も対象となった。
こうした措置は、米国で処方される薬の約8割を管理するPBM3社とFTCの対立激化を示すものだ。これら企業は、保険会社や薬局、診療所も所有する大手医療複合企業と統合したため、米政界からの圧力が強まっている。
原題:FTC Sues CVS, Cigna, UnitedHealth Over Rising Insulin Costs (1)(抜粋)
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