政府は、次世代半導体の量産を目指す「ラピダス」の支援を念頭に置く関連法案について、年内の国会への提出を見送る方向で調整に入りました。

斎藤経産相は、閣議後の会見で、年内の臨時国会への提出は「難しくなってきている」と述べました。

政府関係者によりますと、自民党総裁選後に、早期の解散総選挙が取り沙汰されていることから、審議時間を十分に確保するのが難しいと判断したということです。

ラピダスをめぐっては、総額9200億円の助成が既に決まっていて、北海道千歳市に工場が建設され、来年に試作ラインが稼働する計画です。

斎藤経産相は、量産開始のスケジュールに悪影響を与えないよう、検討を進める考えを示しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。