競争が過熱するふるさと納税に今回、新たに参入したのが、ご存じ「無印良品」です。
無印良品が18日に開設したふるさと納税の専用サイト。
産地直送の特産品を中心に約130アイテムを返礼品として取り扱っています。
人気ランキングの1位は「飲むみかん」20本入り。
和歌山・有田市に1万5000円を寄付すれば返礼品として受け取れます。
無印良品といえば、手ごろな価格で高品質な日用品や食品がそろう品ぞろえが人気です。
無印ファン歴7年：
シンプルで飽きのこないデザインが良いと思います。
無印ファン歴2年：
無印といえばカレーの種類が多くて、家にずっとある。
そんな無印ファンに、立ち上がったばかりのふるさと納税サイトを見てもらうと、反応はこうでした。
無印ファン歴40年：
え！？無印良品の商品をお礼でもらえると思ったら違うんですね。
驚きの声が上がった訳は、返礼品のラインアップにありました。
専用サイトに無印良品の名前はありますが、いわゆる“無印の定番商品”はゼロ。
扱っている返礼品は、無印良品が展開する産直マーケット「諸国良品」の商品が中心となっているのです。
その狙いを無印の担当者は、次のように話します。
良品計画 ソーシャルグッド事業部管掌・長田英知執行役員：
“生産者を応援する”気持ちを頂きながら、購入（寄付）していただくことができれば。
「無印良品が出しているとなると、おいしいのかなというか、選びやすい」という声の一方で、無印らしさを求める声もありました。
無印ファン歴40年：
お礼の商品が無印になったら、無印でやる意味があると思った。
担当者は今後、無印の商品を返礼品に加えることも検討するとしています。
良品計画 ソーシャルグッド事業部管掌・長田英知執行役員：
今後このサイト上でも（無印の商品の）展開は考えている。すでに（別サイトの）ふるさとチョイスでは、無印良品のカレーセットも販売している。今後もそういう（無印の）商品を増やしていけないか検討している。
ふるさと納税サイトの利用者獲得競争は、さらに熱を帯びそうです。
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