県議会9月定例会がきょう(18日)開会し、過去最大の補正額となる一般会計補正予算案など22の議案が提出された。7月豪雨災害への対応のほか、低所得世帯の冬場の灯油購入の助成に対する臨時的な上乗せ・サクランボの高温対策などが盛り込まれている。

(県議会・森田廣議長)
「ここで亡くなられた方々のご冥福を祈り、黙とうを捧げたいと思います。黙とう」

きょう開会した県議会9月定例会では、はじめに7月の豪雨で亡くなった被災者を悼んで黙とうが捧げられた。
続いて提出議案の概要について吉村知事が説明した。

(吉村知事)
「提案いたしました議案は、令和6年度山形県一般会計補正予算など22件であります。今回の一般会計補正予算案の総額は697億2000万円となり、今年度の累計予算額は7198億6545万6000円となります」

県のまとめによると、7月の豪雨による被害額は現段階で1043億円を超えていて、県内の自然災害による被害としては過去最大となっている。
こうした事態を受け、一般会計の補正額697億2000万円のうち全体の9割に当たる645億3000万円が災害復旧・被災者支援にあてられた。

このほか、物価高騰などを受け、低所得者世帯・約5万8000世帯を対象に冬の灯油購入費用の助成として、現行の1世帯当たり5000円から7500円へ臨時的な上乗せを行う。
またサクランボの安定生産に向けて、高温対策に必要な資材・設備の導入支援などとして1億6100万円が盛り込まれた。

9月定例会は24日に代表質問が行われる。

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