世の中のありとあらゆるものを忖度なしに検証し、独自ランキングを紹介するMBS「サタデープラス」の『ひたすら試してランキング』。MBS清水麻椰アナウンサーが「味付きだしパック」を徹底調査。ひたすら試してわかった、“サタプラ的おすすめベスト5”を発表した。

三ツ星料理人「五味(ごみ)のバランスを重要視」

袋ごと湯の中に入れるだけで本格的なだしが取れる「だしパック」。今回は調味料で味のベースが整えられ、より簡単に使える味付きのだしパックに絞り、15種類を比較した。チェックポイントは ①香り ②コストパフォーマンス ③そのままの味 ④味噌汁の味 ⑤茶碗蒸しの味 の5項目。各項目10点満点の合計点で総合ランキングを決定した。

審査には、5年連続でミシュランガイド三ツ星を獲得する京都の名店「祇園さゝ木」の佐々木浩さんが協力。和食では最も重要な”だし”の審査にいつも以上に気合いが入る佐々木さんの評価のポイントは、ずばり「五味(ごみ)」。「甘味・苦味・酸味・塩味、そこに日本人が発見したという“うま味”。それらのバランスが取れているかを重要視したいと思います」と語った。

忖度なしにひたすら「味付きだしパック」を徹底調査。買って失敗しない、おすすめベスト5とは!?

5位は、「コスパ1位」のドンキ 料理人にっこり「うまいやん!」

第5位は、ドン・キホーテの『情熱価格 贅沢旨味だしパック 5g×36袋』(税込647円 ※番組調べ ※店舗により商品ラインナップ・価格が異なる場合があります)。

パックが36袋も入った大容量。パッケージに書かれた通りにだしを取り、100mlあたりの値段を算出した「コストパフォーマンス」のチェックでは、15種類の平均が約13.7円のところ、3.5円で1位となった。焼津製造のカツオ節をはじめ産地を限定した6つのだし原料を、風味を損なわないよう特殊な機械でブレンド。しかもだしパックの中身を限界ギリギリまで細かくすることで、煮出し時間1分という驚きの速さを実現している。そして味の3部門でも安定した成績を収め、味噌汁に調理して比較した「味噌汁の味」部門では、三ツ星料理人・佐々木さんも「うまいやん!」と思わずにっこり。控えめな味わいなので、少し醤油を足して炊き込みごはんにするアレンジもおすすめだ。

4位は、焼きあごの余韻にプロも感心「上手やわ」 和風チャーハンにも

第4位は、イオンの『トップバリュ 料理の味が決まるうまみだしパック 焼きあご入り ティーバッグタイプ』(税込537円 ※番組調べ ※沖縄県では取り扱いなし)。

カツオ節、イワシ煮干し、サバ節、焼きあご、昆布という5種類のだし原料に粉末しょうゆをプラスすることで、さらに香ばしい味わいに仕上がっている。中でも、茶碗蒸しにしてチェックした「茶碗蒸しの味」は、清水アナが「焼きあごがいい仕事してますね!」と評し、佐々木さんも「それがすごく余韻になるんですよね。いや~、これ上手やわ」と感心した。

そのままうどんだしとして使うのもおすすめ。佐々木さんはこのしっかりした味と香りの良さを活かしたアレンジとして「和風チャーハン」を提案。味付けは特にせずチャーハンの材料を炒め、最後にだしパックの中身をふりかけて絡める。これだけで味が整うお手軽メニューだ。

3位は、普段使いに最適! コスパと味の良さを両立させた王道の味

第3位は、シマヤの『味付きおだし』(税込648円 ※番組調べ)。

だし原料はカツオ節と昆布、焼きあごの3種類。毎日気軽にだしが取れるよう、あえて高級なだし原料を使っていないのもポイントで、「コストパフォーマンス」は100mL当たり6.4円で2位につけた。また「茶碗蒸しの味」の調査でも、「これが王道じゃないですか」(清水アナ)、「めっちゃバランスいいです」(佐々木さん)と高い評価を受け、コスパと味の良さを両立。まさに普段使いに最適だ。

調味料として使うのもおすすめで、唐揚げの味付けに使うと、うま味たっぷりのだしから揚げができあがる。塩の代わりにフライドポテトにふりかければ、塩分も抑えられ、うま味もプラスに。

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