政府は、大阪・関西万博の象徴として、「火星の石」を展示すると発表しました。

「火星の石」は、日本の南極観測隊が2000年に昭和基地近くで発見した火星由来の隕石で、大きさはラグビーボールほどになります。

重さは世界最大級のおよそ13キログラムで、国立極地研究所によりますと、数万年前に火星から地球に飛来したものだということです。

水と反応してできる鉱物が含まれていることから、火星に水が存在した証拠ともされています。

齋藤経済産業大臣
「(火星の石は)生命の起源を示す学術的な価値も高く、万博のテーマであります『いのち』に深く関わる展示となる」

齋藤経済産業大臣はけさの会見で、来年4月から開かれる大阪・関西万博で「火星の石」を展示すると発表しました。

一般公開されるのは初めてです。

また、実際に触れる「火星の石」のかけらも複数展示するとしていて、万博の目玉展示のひとつになりそうです。

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