日銀が12日に発表した企業間で取引されるモノの価格を示す8月の企業物価指数(速報値)は、2020年の平均を100とした水準で、123でした。

前の年の同じ月と比べて2.5%上昇し、42ヵ月連続のプラスとなりましたが、7月と比べると0.2%下落し、伸び率も8ヵ月ぶりに鈍化しました。

中国経済の減速に伴う国際市況の下落を受けて非鉄金属などが下落した一方、一部の地域で品薄状態が続く精米などの農林水産物や、石油・石炭製品の値上げが物価を押し上げています。

また、円ベースでみた輸入に関わる物価指数は、円相場が円高基調で進んでいることなどを受けて、前の年の同じ月と比べて伸び率が2.6%と、7月と比べて8.2%の大幅な下落となりました。

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