「坊っちゃん列車」の支援のあり方を話し合う検討会に、オブザーバーとして参加していた愛媛県が次回以降、参加を辞退する考えを松山市に伝えていたことが10日までに分かりました。
伊予鉄道は運転士不足や赤字を理由に去年11月から坊っちゃん列車の運行を休止。松山市は「坊っちゃん列車を考える会」を立ち上げ、昨年度2回の会合を開き、官民で支援のあり方を検討してきました。
伊予鉄道は今年3月「運転士の確保」に目途が付いたとして坊っちゃん列車の運行を再開。残る「赤字の解消」に向け、市はふるさと納税型のクラウドファンディングを行いましたが、目標の2500万円に対し集まった寄付額は280万円あまりと約1割に留まっています。「考える会」は今年度、一度も会合を開いていません。
この状況のなか、今年5月オブザーバーとして参加していた愛媛県が次回以降、参加を辞退する考えを市に伝えていたことがわかりました。
理由は「市が主体となって方針を検討しているため」としていて、県は取材に対し「市の動向を見守っていく姿勢に変わりはない」としています。
市は低調に終わったクラウドファンディングについて、9月中に市民へのアンケート調査などをとりまとめ、年内に2度目のクラウドファンディングを行うか判断する方針です。
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