鹿児島の老舗ホテル、鹿児島サンロイヤルホテルの運営会社が2023年度末時点で、約20億円の債務超過の状態に陥っていることが議会関係者への取材で分かりました。
ホテル側は、県有地への新築移転を希望していて、9月12日からの県議会で議論が進められることになっています。
1973年に創業した鹿児島サンロイヤルホテルは、鹿児島市、県と民間企業が出資した第3セクターです。
老朽化が進んでいますが、40億円程度かかるとされる耐震工事を断念し、本港区エリアにある県有地の住吉町15番街区への新築移転を希望しています。
このサンロイヤルホテルの運営会社の財務状況が議会関係者への取材で明らかになりました。
2023年度末時点で資産から負債を差し引いた額が19億2600万円あまりの赤字で、債務超過の状態に陥っているということです。
債務超過額は、コロナ禍前が約10億円でコロナ禍の影響でさらに負債が膨らんだ形です。
サンロイヤルホテルでは、住吉町15番街区を有償で借りた上での新築移転を目指していて、12日開会の県議会ではこの財務状況なども含めて議論が展開される見通しです。
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