週明けの日経平均株価は、取引開始から大きく値を下げ、一時1100円以上下落しました。
(経済部・北村莉子記者報告)
先週2300円以上下げた日経平均株価は、週明けの9日も値下がりが続いています。
午前9時過ぎに1100円以上値を下げ、およそ1カ月ぶりに3万5000円台での取引となりました。
先週末に発表されたアメリカの雇用統計が市場予想を下回り、景気減速への懸念が強まったことから、アメリカの主要な株価指数が下がったことが大きな要因です。
東京市場でも幅広い銘柄で売りが進みました。
また、円相場が一時1ドル=141円台になるなど円高が進んだことも日経平均の重しとなりました。
ただ、その後、円安に傾くとともに下げ幅は縮まり、午前は先週末より778円安い3万5613円で取引を終えています。
午後は株を買い戻す動きもあると見られていますが、為替次第ではさらなる値下がりもあるとして市場では警戒感が続いています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。