「令和の米騒動」とも言われるコメ不足。番組は、今どこに行けば買うことができるのか調査しました。
■「長期契約」で安定した入荷
コメのコーナー この記事の写真6日に番組が訪れたのは、東京都足立区にある「ベニースーパー佐野店」。開店と同時に、コメのコーナーに向かう人の姿がありましたが…。
買い物客「ないね!お米ないね」 1時間後、米を積んだトラックが到着
しかし、1時間ほど経ったころ、米を積んだトラックが到着すると店員も待ちかねたように外へ。台車に載せて店頭に出されたのは5キロ入りを中心におよそ50袋。並んだ途端に、次々と客が手に取っていきます。
米が品薄ななか、こちらの店が安定して仕入れをできているのにはある理由がありました。
ベニースーパー 赤津友弥本部長 ベニースーパー 赤津友弥本部長「コメが余っている時でも、ない時でも、きちんとその産地とタイアップして販売していく。10年、20年にわたって(取引する)産地であったり、問屋さんと長い積み重ねがありまして、その(長年の)仕入れに基づいて、(入荷)量が出てくる」 業者と長期契約を結んで購入
米の卸売り業者と20年にも及ぶ長期契約を結んで購入しているため、品不足のなかでも優先的に入荷できているのだといいます。
次のページは
■農家から直接仕入れで「安く」■農家から直接仕入れで「安く」
千葉県八千代市の道の駅米を安定して販売している店は他にもありました。千葉県八千代市の道の駅では、開店前に客が並んでいます。多くの客が買い求めるのは売り場に並んだ地元・八千代産の新米です。
中には、車で40分もかけて来た人もいました。
車で40分もかけて来た人 幕張から来店 買い物客「散々ぐるぐる回って(お米が)なかったので。家族が多くて肉体労働している子どもがいるので、お米がないのが一番困るんですね」
「(Q.今10キロ購入?)5キロで4日ぐらいしかもたない」 習志野市から来店 買い物客
「(お米が買えて)一安心できょうはぐっすり寝られる」 次々と補充される
オープンから5分でおよそ半分のコメがなくなりましたが、次々と補充されます。
安く、大量に安定入荷しかも、千葉県産コシヒカリの都内での販売価格は税込み3000円台なかばですが、こちらでは税込み3024円。安く、大量に安定入荷できているわけは…。
道の駅「やちよ」 農事組合法人クラフト 島村隼人理事 道の駅「やちよ」農事組合法人クラフト
島村隼人理事
「生産者から間を通さずに直接こちらに持ってくるので、切らさずお米が搬入できます。直接搬入されているので、そこで安くなる」 農家から直接仕入れている
通常大手スーパーなどでは、農家でとれたコメは卸業者やJAなどを通して店頭に並びますが、こちらでは農家から直接仕入れているため、中間マージンがかからず安く、安定して入荷できているというのです。
島村理事「今年は(新米が)おいしいです。皆さんがたくさんお米を食べてくれればいいなと思っています」
(「グッド!モーニング」2024年9月7日放送分より)
この記事の写真を見る鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。