霧島温泉郷の老舗ホテル、霧島国際ホテルが3年かけて行っていたリニューアルが2024年7月に完了しました。観光需要が高まりを見せているなか、その狙いを取材しました。
鹿児島県霧島市牧園町にある「霧島国際ホテル」。
開業50年以上の歴史がありましたが、2021年以降は東京のホテル会社が運営し、これまで段階的にリニューアルが行われてきました。
2022年は客室とレストラン改修、2023年は子どもの遊び場の新設、土産店を含むロビー全体の改修などに取りかかり、2024年7月に全てのリニューアルが完了しました。
野平美奈子記者
「今回のリニューアルの目玉は、露天風呂です。四季を感じられる日本庭園風に生まれ変わりました」
春は桜、秋はモミジ。
美しい四季を感じられる植物を植栽し、温泉につかりながらゆったりと心安らぐ空間を演出しました。
宿泊客だけでなく、日帰り入浴の利用も可能です。
リニューアルで狙いとしたターゲット層が、“ファミリー層”です。
霧島国際ホテル・林田博総支配人
「小さな子ども、若いお父さんお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんまで、3世代で楽しめるホテルになればという思いでリニューアルをしている」
今回は新たに3世代でも泊まれる客室、キッズデラックスルームが3室から5室に増室されました。
野平美奈子記者
「子どもと一緒に過ごしやすいようにベッドの高さはこのように低く、机の角もけがをしないように丸くする配慮がなされています」
子ども連れでも快適に楽しめるとあって、2024年の夏休みはほぼ100%の稼働率だったと言います。
宿泊客
「帰りたくないって言う位、思い切り遊んでいた」
「すごく気に入って、また来たいと思うようなリニューアルをしていた」
昔ながらの宿も多くある霧島温泉郷で、新たにターゲットとしたファミリー層、そしてこれからはインバウンドの需要にも期待したいとしています。
霧島国際ホテル・林田博総支配人
「国際線も徐々に回復の噂を聞いているので、海外のお客様の利用も増やしていきたい。霧島国際ホテルの魅力である温泉・食事、霧島の自然を満喫いただければ」
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