先月、県内企業の倒産件数は10件で、猛暑による売り上げ低迷なども主な要因となっています。

民間の調査会社「帝国データバンク」によりますと、先月、県内の企業倒産は10件で、前の年と比べて横ばいとなりました。業種別でみると、小売業が3件、次いで建設業とサービス業が2件ずつを占めていて、このうち4件が新型コロナに伴う業績不振などが要因となっています。

一方、帝国データバンクは、物価高に加えて猛暑で外出を控える人が増え、消費が押し下げられたことも倒産の背景にあると分析しています。

帝国データバンク 長谷川祐太さん
「(物価高による)設備意欲の低下、インバウンド需要の停滞に加え、先月は猛暑や台風など季節要因も重なったことで中小企業を取り巻く環境は厳しい状況が続いている」

また、今後は最低賃金の改定を受けた人件費の増加により、事業継続を断念する企業が増えることが見込まれるということです。

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