(ブルームバーグ):4日の東京株式相場は大幅下落の見込み。8月の米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数は市場予想を下回り、米経済への懸念が投資家心理を冷やす。米国市場でエヌビディアを中心にハイテク株が安く、日本市場でも電機や精密機器といった関連銘柄に売りが出そうだ。

市場関係者の見方

東洋証券の大塚竜太ストラテジスト

  • 日経平均は3万8000円を割れた水準から始まり、押し目買いがどれだけ入るかを見ながら取引がされるとみる
  • 米国株はエヌビディアを中心に値下がりしており、日本でも値がさのハイテク株が売られることで指数の重しとなりやすい
    • 米経済指標が市場の想定を下回ったことをきっかけに、短期筋による先物の売り仕掛けに押されて米国株は値を下げたように見え、ファンダメンタルズによる動きよりも需給の要因が大きいだろう
  • 日本では法人企業統計から業績の好調が確認され、今後は総裁選を控えて政策への期待も浮上しやすいため、投資家にとってはきょうの下げは買いを入れる絶好の機会となる

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