シャンプーなどの材料費や人件費の高騰などで美容室の倒産件数が過去最多のペースで増加しています。
帝国データバンクによりますと、今年8月までの美容業(美容室)の倒産(負債1000万円以上)は139件でした。
去年の同じ時期と比べておよそ1.5倍に増えています。
過去最多だった2019年の166件を大きく上回るペースで、このまま推移すれば過去最多を更新して初めて200件を上回る勢いだということです。
新規の開店が増えたことによる競争の激化に加えて、円安や原材料高でシャンプーなどの美容資材が高騰しているほか、スタイリストなど人件費の上昇が背景にあります。
また、節約志向もあってか、女性のヘアスタイルで洗髪しやすいショートカット系が流行していて、「パーマなど高単価の施術メニューが厳しい」といった声もあるということです。
帝国データバンクは「相次ぐコスト増に耐え切れない美容室で市場からの退場がさらに進む可能性がある」と分析しています。
写真:イメージマート
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。