(ブルームバーグ):著名投資家ウォーレン・バフェット氏の投資・保険会社バークシャー・ハサウェイはあと少しで、バンク・オブ・アメリカ(BofA)株の売却を早く開示する必要がなくなりそうだ。ただ、これはあくまでもバフェット氏がこのまま投資を縮小し続ければの話となる。
30日遅くに開示された新たな売却を受け、バークシャーのBofA株保有比率は11.4%に低下。バークシャーの保有比率が10%超の場合、米国の規則では数日以内に取引を公表にする必要がある。しかし、同社の保有比率がこの水準を下回る場合、公表は数週間先となる可能性がある。
そうなった場合、バフェット氏が7月半ばに理由を明かさずにBofA株売却を開始して以来、同行の株価の重しとなってきた騒ぎが落ち着くことが見込まれる。バークシャーは売却でこれまで総額62億ドル(約9060億円)を得ている。バフェット氏はBofAのブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)に長年にわたり支持を示してきた。
30日の発表によると、バークシャーは28-30日に約2100万株を8億4800万ドルで売却した。
94歳のバフェット氏は2011年にBofAに50億ドル出資し、同行への投資を開始。バークシャーは依然として同行の筆頭株主で、約360億ドル(30日の終値ベース)相当の株式を保有している。
原題:Buffett Dumps BofA Stock Again, and Soon He May Trade in Secret(抜粋)
(5段落目に2011年の投資の詳細を追加して更新します)
--取材協力:Peter Eichenbaum.
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