(ブルームバーグ):カナダのコンビニエンスストア大手アリマンタシォン・クシュタールによるセブン&アイ・ホールディングスへの買収提案に関連し、セブン&アイの長期株主が同社の取締役会に書簡を送り、交渉への積極的な関与などを要求した。

米資産運用会社アーチザン・パートナーズは8月30日付の書簡で、セブン-イレブン・ジャパンの親会社セブン&アイの株主価値創造の「芳しくない実績」に言及。クシュタールとの買収交渉の最新状況について、9月19日までに株主に情報提供するよう求め、協議をオープンにしなければ責任を問われると警告した。

アーチザンのポートフォリオマネジャー、デービッド・サムラ氏とベンジャミン・ヘリック氏は、外国企業による日本企業の買収として過去最大規模になり得る「歴史的意義」も書簡で指摘した。

サムラ氏とヘリック氏は、クシュタールが株主価値を高める「ユニークな立場」にあり、同社との交渉が「日本でステークホルダーにとり良い結果を保つ最善の戦術」と主張した。

原題:Seven & I Shareholder Pushes For Negotiations With Couche-Tard(抜粋)

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