(ブルームバーグ):中国の不動産開発大手、万科企業が発表した今年の上期決算は約20年ぶりの損失となった。前例のない深刻な住宅不況の最中、債務返済に苦慮する同社への重圧が浮き彫りとなった。

6月30日終了の上期決算は98億5000万元(約2022億円)の純損失。同社が先月示した予想の上限より大きな損失となった。昨年の通期決算は122億元の利益を計上していた。

中国では不動産危機が長引き、注目されている万科企業の業績を圧迫している。政府は支援措置を講じているものの、住宅需要を喚起するには至っていない。政府系不動産デベロッパーとしてかつては最も健全な企業とみられていた同社は、資金調達を進めながら資産売却を検討。流動性ストレスに対する投資家の不安を和らげようと取り組んでいる。

原題:Vanke Reports First Half-Year Loss in More Than Two Decades (1)(抜粋)

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