秋田と山形のスーパーマーケットで、加工魚介類の原材料が外国産であるにもかかわらず、国産と表示するなどして販売されていたことが分かり、運営会社が30日、東北農政局から行政指導を受けた。

食品表示法に基づく「指示」を受けたのは、秋田と山形でスーパーマーケット「ジェイ・マルエー」9店舗を運営する秋田市泉北のマルエーうちや。

マルエーうちやは、製造または小分け加工した「塩さば」「味付いくら」「あぶりいか」「たらの子」の4品について、使用していない原料や事実と異なる産地を表示して販売していた。

このうち「塩さば」は、ノルウェー産にもかかわらず鳥取産と表示し、少なくとも2023年10月から2024年6月まで、秋田市の広面店や泉店など5店舗で計1万3830パック販売された。

東北農政局は「過失による一時的なものではない」と判断して、文書による指導よりも重い「指示」の処分とし、マルエーうちやに適正な表示や原因究明の徹底、再発防止策の実施などを求めた。

マルエーうちやの藤原司取締役商品部長は「消費者に多大な迷惑をかけ申し訳ない。意図的ではなく人為的なミスが原因と考えているが、調査をして再発防止策を講じたい」とコメントした。

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