台風10号が接近する中、品薄状態となっている米をめぐっても、台風の影響を心配する声が広がっています。

2024年産の新米が収穫期を迎えつつありますが、生産者に仮払いする「概算金」は、新潟や富山で、2023年から2割ほど高くなるなど引き上げの動きが相次いでいます。

品薄感が続き、新米の需要も高まっていることや物価高で生産コストが上がっていることが要因ですが、台風10号による収穫量の減少が追い打ちをかける可能性が懸念されています。

坂本農水相は「米の品薄状況などに対しては、慎重になるべきだと考えている。全体的に見て、米が並び始めたと考えている」と述べています。

一方で、小売業界からは「新米が出ても正常に戻るわけではない。相場は上昇が続く可能性がある」として、農水省の認識の現場とのずれを指摘する声が上がっています。

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