財務省は来年度予算の概算要求で、国債費として28兆9116億円を計上したと発表しました。想定金利の引き上げで利払い費が膨らみました。

8月末のあすに締め切られる来年度の概算要求で、財務省の要求額は30兆7576億円となりました。このうち国債費は28兆9116億円となっていて、今年度予算をおよそ1兆9000億円上回っています。

国債費のうち大きく膨らんだのは利払い費です。日銀の金融政策の変更による金利の上昇に備え、財務省は国債の利払い費を計算する際の想定金利を1.9%から2.1%に引き上げました。これにより、利払い費は今年度予算からおよそ1兆2000億円増えています。

また、物価高や賃上げ対策のほか、ウクライナ支援にあてる予備費については金額を示さない「事項要求」として年末にかけて検討するとしています。

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