全国で閉店が相次いでいるイトーヨーカドー。
28日、新たに埼玉県の西川口店など計5店舗を2025年2月までに閉店させると発表しました。

茨城県唯一の竜ヶ崎店を閉店し、茨城から完全撤退することになりました。

28日も大盛況に見えますが、茨城県からイトーヨーカドーが姿を消すことについて利用客は、「えー、どうしよう」「ここが最後だったので、茨城が。いずれはと思ったけど残念かなと思う」と話しました。

竜ヶ崎店がオープンしたのは25年前の1999年3月。

当時の広告を見てみると、「地域最大の駐車場」や「53もある専門店」などを大々的にアピールしていました。

当時オープニングスタッフとして竜ヶ崎店の開店に携わった男性は、「オープンの前から関わっていましたので、非常に思い出があったので、閉まるというのはさみしい」と話しました。

スタッフの研修なども行っていたという男性。

オープン当時の様子を「開店前から地元のお客さんから、非常に期待されていた。人気のおもちゃの販売の時は、非常に多くのお客さんが前日から並ばれたり」と振り返りました。

来店した親子が見せてくれたのは、フードコート内でラーメンを食べる様子です。

来店した親子:
悲しいですね、小さいころから通っているので。突然のことで多分動揺しているんだと思う。

大好きなラーメンとの別れに思わず涙がこぼれていました。

そして2日に1回利用するという大学生が見せてくれたのは、生活に欠かせない食料品売り場の様子です。

2日に1回利用する大学生:
ここら辺のスーパーといったら唯一という感じで、品ぞろえも多いのでほんと助かってます。だいぶ私生活に支障があるかなと思います。

8月18日に42年の歴史に幕を閉じた神奈川・横浜市のイトーヨーカドー綱島店。

閉店セレモニーには広場を埋め尽くす大勢の人たちが集まりました。

相次ぐ閉店の背景にあるのは、事業構造の変革です。

セブン&アイは2023年3月、業績不振が続くイトーヨーカドーの33店舗を閉店すると発表。

構造改革後は90店舗規模で営業を継続。

経営の再建を目指します。

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