宮城県内産の新米についてです。今年は猛暑の影響で収穫時期が例年より早まりそうです。県は生産者などと会議を開き、高温によるコメの品質低下を防ごうと対策を話し合いました。

会議には県やJAの関係者が出席し、県産米の7割を占める「ひとめぼれ」の生育状況が報告されました。今年は猛暑の影響により、例年より3日、去年より1日早く、出穂期を迎えたということです。
また、米粒の内部の亀裂や乾燥のリスクも高く、県は生産者に注意を呼びかけることにしています。

県の担当者
「ほ場ごとに田んぼのもみの色を確認観察していただいて、刈り頃になりましたら速やかに収穫に移れるよう準備をお願いしたい」

稲の収穫に適した時期は、例年より1週間ほど早い9月4日ごろと見込まれています。

一方、大崎市では早くも新米の等級検査が行われ、三本木地区と松山地区で先週収穫された極早生種の「五百川」約4トンの出来を確認しました。
今年は高温や台風による被害もなく、例年より1週間ほど早く収穫が行われました。検査の結果、全て「一等米」と判定されました。

JA古川 斎藤俊之農産物検査員
「粒の張りも良く、つやがあり、透明感がある米だったと思います」

「五百川」の新米は、9月上旬から店頭に並ぶ予定です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。