関東沖縄IT協議会(今井恒子会長)は7月、東京・新宿で、文具大手のコクヨでイノベーションセンター長を務める野底(のか)土南(どなん)二・一さんを招いた講演会を開いた。野底さんは、企業内で変革を起こすには「全職員に当事者意識を持ってもらい、短時間で意思決定をしていくことが重要」とポイントを紹介した。

 野底さんは那覇市出身。2030年までに売上高3千億円を、5千億円に引き上げるのが任務といい、着任から半年間で48件の新規事業を立ち上げている。

 就任当初は、職員たちの日常業務を全て書き起こし、優先順位の低いものは、外部発注やロボット処理に切り替え、残業時間を削減。創造的な業務に時間を充てられるようにしたという。

 コクヨの強みとして「圧倒的なブランド力、投資ができる資金力」を挙げ、「伝統的な企業でもスタートアップは成功できる」と強調した

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