今年秋に仙台市地下鉄で運転が始まる新型車両の試運転中に車両が急停止し、営業中の地下鉄南北線が一時運転を見合わせるトラブルがありました。
仙台市交通局によりますと、23日午前10時40分ごろ、試運転のために南北線富沢駅を出発した新型の地下鉄車両が長町南駅との間で非常停止しました。
列車は前日、車両検査をした際に動作確認のため切り替えた試験モードのままになっていて、速度をコントロールする装置が作動していましたが、運転手がこれに気づかず本線を走行したところ、車両が異常を検知して非常ブレーキがかかったということです。
新型車両の停車によって、営業運転していた8本の列車が近くの駅に緊急停止し、約20分後に運転は再開されましたが、最大で24分間遅延し、およそ2000人の乗客に影響がありました。
仙台市交通局は「お客様にご迷惑をおかけし、お詫び申し上げますとともに作業の手順を見直すなど再発防止に努めて参ります」とコメントしています。
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