コロナ禍をきっかけに注目されるようになった2拠点生活。
そんな“憧れの生活”を気軽に始められるサブスク型の別荘が今、注目されています。
親子がくつろいでいる広々とした一軒家。
木のぬくもりが感じられるガレージや、海を眺められるテラスもあります。
まるでわが家のようですが、実はサブスク型の別荘です。
月会費は1000円と割安で、1泊の利用料は7000円から。
そのほかにかかるのは清掃代のみです。
神奈川県に住んでいる万里小路さんは、1年前にこの別荘サブスクを知りました。
今はワーケーションの場として、2~3カ月に1回程度利用しています。
妻・恵さん(38):
割と安く気軽に始められるので、すごくやりやすかった。始めやすい感じです。
夫・忠昭さん(36):
仕事とかの話となると煮詰まっちゃうとかもあったりするので、そのときに出られる場所があったりしてやれたりするのも良い。
別荘の前の海までは、歩いて10分。
自然の中でゆったり過ごせる環境は、子育て世代にも人気です。
恵さんは、「海が見えたりとか、非日常を味わえるような環境に家族で来て、ゆっくりするみたいなのはすごくいいなと」と話しました。
割安に利用できる理由の1つは、空き家をリノベーションしているため。
それをサブスク型にし、維持費を賄っています。
わづくる株式会社・平間一輝代表:
日本中、空き家とか使われてない別荘ってたくさんある中で、取り壊して使うんじゃなくて、うまく有効活用できると地方の活性化にもつながります。
サービスを開始したのは、コロナ禍の2022年。
外出自粛要請などが出る中、“自分の故郷のような場所を”作りたいという思いから始めました。
今でも、コロナ禍に加入した人の約8割が継続して利用しているそうです。
わづくる株式会社・平間一輝代表:
普段の暮らしの延長線上として使えるので、いつもの暮らしが都心部以外にも地方にも複数ある、誰もが別荘を持っている暮らしを実践していきたい。
家族で利用している万里小路さんは、2つの拠点は子育てにも魅力的と考えています。
夫・忠昭さん:
いろんな体験とか経験とか、小さい頃からいろんな人と触れあったり、違うところ行って自然に触れられたり、それだけでもいいのかなって。
今後、さらに千葉や山梨などにオープンを予定している別荘サブスク。
都心と地方、どちらも気軽に選択できる暮らし方が人気となっているほか、社会問題となっている空き家の再活用としても注目されています。
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