齋藤健経産相は、15日の閣議後の記者会見で、岸田首相の自民党総裁選不出馬表明を受け、次期総裁選に出馬するかを問われた。
齋藤経産相は、「(14日夜から15日にかけ)私のところに総裁選に出てほしい、あなたしかないみたいな、連絡が数多く寄せられた」と明かし、そうした声は、「切実な思いの元で寄せられているなというふうに感じる。今はそういう声を、真剣にお聞きをしていかなくてはいけない」と自身の考えを述べた。
そして、今回の総裁選については「自民党が変わりそうだ。あるいはもう1回任せると思っていただけるのか、あるいは、やっぱり変わらないと思われるか。今度の総裁選はその分かれ道だと思っている」と強調した。
さらに“自民党改革”は「総裁選に出る方だけではなく、自民党の議員1人1人につきつけられている」と危機感を示し、「自民党が変わるには、まず総裁選が変わらなくてはならないのではないか、そういう総裁選にしないといけない」と述べた。
また、岸田首相の不出馬表明については、「自民党に対する厳しい国民の声に大いなる危機感を感じて、トップとして最も厳しい決断をされたんだと思う」と推し量った一方で、岸田政権の成果として、国内投資の拡大や、賃上げ率の高水準、15日に公表されたGDP速報値で、名目GDPが600兆円を上回ったことなどを上げ、「こうした事実は、大いに評価されてもいいのではないか」と述べた。
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