軍が実権を握るミャンマーで、コメの販売価格を巡って拘束され、有罪判決を受けたあと解放されたイオンの子会社の日本人駐在員の男性が帰国しました。

日本時間の13日夜にミャンマーを出国し、14日朝に日本に帰国したのは、笠松洋さん(53)です。

ミャンマーでスーパー事業を展開する「イオンオレンジ」に勤務する笠松さんは、2024年6月、軍が定めた価格よりも高くコメを販売したとして拘束され、禁錮1年などの有罪判決を受けましたが、その後、解放されました。

イオンは「6月24日に当局からコメの統制価格の通達がなされたことを知り得なかった。6月26日の夕方、通達を認識し、翌27日に販売価格を統制価格範囲内に変更したが、その間、法違反の状態が生じていた」としたうえで、「各国においてコンプライアンスの順守を徹底する」とコメントしています。

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