岩手・盛岡市の新たな商業施設「monaka」の2階に店を構える「久太屋」では、盛岡冷麺と郷土料理・ひっつみが味わえる。
「久太屋」は木目を生かしたオシャレな店内、運営するのは老舗製麺会社「戸田久」だ。
社長の戸田有恒さんは「(戸田久の)主な販売先はスーパー。家庭の食卓にのぼる麺類を作って販売している」と話す。
「monaka」への出店のため、麺のプロが新たな冷麺を開発した。
社長 戸田有恒さん
「一杯の冷麺の中で肉・野菜が乗り、しっかり満足感のある冷麺」
メインは1時間半ほど低温調理したローストビーフで、さらにタマネギ・ニンジンなどの野菜をたっぷりのせる。
牛テールスープは濃いめの味付けし、しっとり柔らかなローストビーフとよく合う。
麺は厳選した小麦を独自に配合、強いコシと弾力そして滑らかな食感で口当たりも抜群だ。
新たなスタイルで提供する「久太屋」の冷麺はバリエーションも豊富だ。
社長の戸田有恒さんは「一つの思いがある。ラーメンにしょうゆ・みそ・塩とあるように、盛岡冷麺も『どんな味にでも進化していける』という可能性を示したい」とその思いを語る。
夏本番、暑さが吹き飛ぶ「激辛テールスープ冷麺」もある。
社長 戸田有恒さん
「激辛の3点セットがある。激辛のラー油。通常よりもトウガラシを数十倍に増量した激辛のカクテキ。青南蛮を漬け込んだ酢」
徐々に強まる辛味と青南蛮酢のさわやかな風味、テールスープの深いうまみがおいしさを引き立てている。
郷土料理「ひっつみ」もおすすめメニューのひとつだ。
社長 戸田有恒さん
「南部鉄器を使ったひっつみで、ひっつみは具材が大事な料理。具材から出てくる味が全体像に左右する」
具材は鶏肉・キノコ・ゴボウと盛りだくさん、体に染みわたる優しいだしとひっつみのモチモチとした食感がたまらない。
社長の戸田有恒さんは「monakaに多くの観光客が来ると思う。(岩手の)ご当地グルメを知ってほしい。『岩手の食文化は豊かなんだよ』と県内外に発信したくて、ひっつみと冷麺に力を入れている」と思いを話した。
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