8月5日、過去最大の下げ幅となった日経平均株価は6日、一転して過去最大の上げ幅を記録しました。新NISAで個人投資の動きが広がる中、今後のポイントを専門家に聞きました。

記者リポート
「日経平均株価の暴落から一夜明け、6日の市場ではその反発で買い戻しが一気に加速しています」

5日、マイナスの数字が並んでいたモニターには、6日は一転プラスの文字が踊ります。

個人投資家
「反発して上がってんだからさ」

こちらの個人投資家はこの数日で一気に600万円も金融資産が減ったといいますが…。

個人投資家(70代)
「株をする限りは損もつきものと思っているから600万円も投資元金から上がって増えてきたものだから、利益が減っただけで落ち着いて見ている」

今年、新NISAで投資を始めた人にとっては初めてとなる相場の波乱局面ですが、専門家は「長い目で見守る方がいい」と話します。

七十七リサーチ&コンサルティング 田口庸友首席エコノミスト
「新NISAが始まった年初は約3万3000円の日経平均株価。5日の終値が約3万1000円と少し下がっているが、極端に株価が年初から割っているわけではない。株というのはそのくらいの値動きをするという学習機会にしていただければ…投資を勧めているわけではないんですけど、そう捉えるべきだと思いますし、人手不足や物価高など地域経済の悩みは、そちらの方が大きいので、その対策の方が重要。株についてはあまり過度に悲観する必要はない」

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