農林水産省が2日発表した2024年1月~6月の農林水産物や食品の輸出額は、前の年の同じ時期と比べて1.8%減の7013億円で、上半期としてはコロナ渦だった2020年以来、4年ぶりに減少しました。

2023年夏に福島第一原発のアルプス処理水放出以降、中国や香港は日本産水産物の輸入規制を続けていて、その影響でホタテ貝(調製品除く)は37.2%減の240億円、ナマコは47.0%減の55億円と大幅に減少しました。

一方、欧米では2023年に比べ、インフレの緩和や、外食需要が堅調だったことから農産物の輸出額が伸びています。

品目別では、カレーやマヨネーズなど「ソース混合調味料」が日本食の普及で21.9%増の297億円、健康志向の高まりで「緑茶」は36.8%増の159億円でした。

政府は、輸出額を2025年に2兆円に増やす目標を掲げています。

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