トヨタ自動車が今年4月から6月までの決算を発表しました。車両の認証不正などで販売台数が減少するなか、歴史的な円安の影響で売上と利益がともに過去最高となりました。

 トヨタが発表した2024年度第1四半期の連結決算によりますと、売上高にあたる営業収益は去年より12%あまり多い11兆8378億円と、この時期としては過去最高を記録しました。

 グループで相次いだ認証不正問題により販売台数は減ったものの、円安効果に加え、北米を中心としたハイブリッド車の好調な販売が利益を押し上げました。

 結果、本業のもうけを示す営業利益は1兆3084億円、最終利益は1兆3333億円と、ともに過去最高となりました。

 ただ、今年度の見通しについては「まだ3カ月なので大きな状況の変化はない」として、売上、利益とも据え置きました。

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