(ブルームバーグ):米モルガン・スタンレーの米国担当チーフエコノミスト、エレン・ゼントナー氏が現職を退任し、同行の投資部門に新設されたチームの責任者となる。

ブルームバーグ・ニュースが確認した行内文書によれば、ゼントナー氏は8月1日からグローバル・インベストメント・オフィスで新たなテーマ別およびマクロ投資チームを率いる。

同氏はウェルスマネジメント部門のリサ・シャレット最高投資責任者(CIO)の直属となる。シャレット氏は同文書でゼントナー氏は「主要なマクロおよび経済テーマに関するソートリーダーシップの発表」に注力するとともに、テーマ別調査の推進にも取り組むと説明した。

ゼントナー氏は2015年からモルガン・スタンレーの米マクロ経済担当の責任者を務めており、ウォール街では残り少ない女性チーフエコノミストの1人だった。プライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)に指定されている約20の金融機関では主に男性がその役職に就いている。

ゼントナー氏の後任者については同文書では明らかにされていない。同氏にコメントを求めたが直ちには返答は得られなかった。

原題:Morgan Stanley’s Zentner to Lead New Global Investment Team(抜粋)

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