(ブルームバーグ):30日の債券相場は上昇が予想されている。米国市場では9月から利下げ開始との見方が引き続き強く、長期金利が低下した流れを引き継ぐ。日本銀行が同日から2日間の予定で行う金融政策決定会合で利上げを決めることへの警戒感は相場の重しとなる。
SMBC日興証券の奥村任シニア金利ストラテジストは、米長期金利低下をサポートに堅調に始まった後は、日銀会合や観測報道への警戒から伸び悩む展開を見込む。このところの金利低下により追加的なショート(売り持ち)の余地が生じており、「タカ派的なサプライズがあれば金利は上昇する可能性がある」とみている。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは1.01%~1.03%(29日は1.025%で終了)、先物中心限月9月物は143円05銭~143円25銭(同143円10銭)。
先物夜間取引で9月物は29日の日中取引終値比8銭高の143円18銭で終えた。
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2024 Bloomberg L.P.
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。