(ブルームバーグ):イングランド銀行(英中央銀行)が今週開く金融政策委員会(MPC)の金融政策決定は、なお予断を許さない。金融緩和の開始に動くとすれば、一連の連続利下げを期待しないよう投資家に警告を発する可能性が高い。

ブルームバーグが調査したエコノミストの大部分が、新型コロナウイルス禍の発生直後以来で初の利下げが8月1日に発表されると予想する。しかし、多くが際どい決定を見込んでおり、投資家が織り込む0.25ポイント利下げ確率は45%にとどまっている。

ブルームバーグ・エコノミクス(BE)のチーフ英国担当エコノミスト、ダン・ハンソン氏らは「イングランド銀の8月の政策決定は予断を許さない。8月の結果について強い確信を持つことは難しいが、全体を考慮すると、据え置きより利下げの公算が大きいと考えられる」と見解を示した。

原題:Bank of England May Kick Off Slow Cycle of Interest Rate Cuts(抜粋)

--取材協力:市倉はるみAndrew Atkinson.

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