破産する会社の財産を隠した疑いで逮捕された、運送会社の社長らが、隠した金を新規事業にあてていたことが新たに分かりました。

大阪府高槻市の運送会社「グッドビリーヴ」の社長・小野良信容疑者(54)と、取締役の関靖彦容疑者(48)は、おととし、会社の破産手続き前に、自分たちが経営するほかの会社などを利用して、資産およそ1800万円を隠した疑いが持たれています。

警察は、2人の認否について明らかにしていません。

しかし、逮捕される前、関容疑者は関西テレビの取材に対し、隠した金で新しい事業のための大型トラックなど、8台を購入したと明かしました。

【関靖彦容疑者】(Q:金は何に充てられたのか?)「事業運転資金ですね。トラックを用意して、お金を用意してもらって、事業を始めたという流れです」

新型コロナが5類に移行してから、公的支援の打ち切りなどで、倒産する会社の数は増加傾向にあります。

警察は、倒産にまつわる不審な金の流れがないかなど、警戒を強めています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。