（ブルームバーグ）：26日の東京株式相場は小幅高の見込み。米国の４－６月の実質国内総生産（ＧＤＰ）速報値が堅調な需要を示し、米国市場で金融株など景気敏感株が買われた流れを受け継ぐ。為替の円高進行の一服を受け、自動車など輸出関連も買われそう。一方、米ハイテク株は安く上値が重い展開になりそう。

みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト

・為替が経済指標やテクニカル要因で円安に振れ、きょうの日本株の下支え要因になる
・米国では堅調なＧＤＰやコア資本財受注を受けシクリカルバリューが上昇しており、金融や石油関連株が買われそう
・一方、米国市場ではＳ＆Ｐ500が5400を割り、フィラデルフィア半導体株指数（ＳＯＸ）がかなり下がるなど、全体的に軟調だったことは日本株市場の頭を押さえるだろう
・ＳＴマイクロエレクトロニクスの決算が悪かったことや、25日のルネサスエレクトロニクスのストップ安はアナログ半導体の弱さを示し、今日は半導体関連株が相場を引きずる展開になりそう

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