（ブルームバーグ）：全国の物価の先行指標となる７月の東京都区部の消費者物価指数（生鮮食品を除くコアＣＰＩ）は前月から伸びが拡大した。日本銀行が目標とする２％台を上回るのは２カ月連続。
総務省の26日の発表によると、コアＣＰＩは前年同月比で2.2％上昇した。市場予想と同じだった。政府による電気・ガス代負担軽減策がいったん終了した影響などでエネルギーが14.5％上昇と前月から伸びが拡大した。
生鮮食品とエネルギーを除くコアコアＣＰＩは1.5％上昇と前月の1.8％上昇から伸びが縮小し、市場予想（1.7％上昇）を下回った。
インフレの継続や金融政策を巡る要人発言などを背景に、市場では日銀が30、31日に開く金融政策決定会合で、国債買い入れの減額計画と同時に追加利上げに踏み切るとの思惑が錯綜しており、今回の結果は注目されていた。
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