県内沖での洋上風力発電の事業化に向けて、国土交通省は4月末にも酒田港を風車建設の拠点となる「基地港湾」に指定する方針を固めたことがわかった。
「基地港湾」は、風車の羽根や支柱を運び入れるなど洋上風力発電を整備する際の拠点となる港で、国土交通省はこれまで秋田・新潟など全国の5つの港を指定している。
酒田港については、今年度から国の新規事業として、資材を積んだ大型の船が接岸できるよう、岸壁や航路・停泊域を整備する事業が採択され、予算化されている。
県によると、国土交通省が4月8日に開いた小委員会で、酒田港を基地港湾に指定する方針を示し、複数の発電事業で利用が見込まれることなどから、特に異論が出なかったという。
県内での洋上風力発電事業は、遊佐沖は事業化まで段階が3つあるうちの最終段階の「促進区域」となり、今年1月から事業者の公募が始まったほか、酒田沖は2番目の「有望な区域」となっている。
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