原発事故後、初めて福島県大熊町にスーパーが出店することになった。2027年度のオープンを目指している。
大熊町の復興拠点・原地区に出店が決まったのは「マルトグループホールディングス」。2027年度のオープンを目指していて、震災後、町内で初めてのスーパーとなる。
いわき市を中心とする「マルト」が双葉郡に出店するのは、大熊町が初めてで、7月25日は町役場で協定の締結式が行われた。
マルトグループホールディングスの安島浩社長は「微力ながらでありますが、復興支援、そして地域の支援と雇用創出を考えて行っていきたい」と述べた。
買い物環境の改善など利便性の向上により、住民の帰還の後押しにつながることが期待されている。
大熊町の吉田淳町長は「(町民が)益々、戻ってくる。それから、新しく住んでみたいという人にとって、役に立つと思っております」と話した。
大熊町は、現在も町の約半分が帰還困難区域となっていて、町民は震災前の約7パーセントにとどまっている。
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