北陸新幹線の敦賀から新大阪への延伸の早期実現を求めて、北陸3県や大阪の知事らが国に要望書を提出しました。

【大阪府・吉村洋文知事】「大動脈1本ではあまりにも心もとない。敦賀から新大阪まで一日でも早い、全線開業を要望しました」

北陸新幹線の敦賀より西の延伸について、与党のプロジェクトチームは2016年、敦賀から新大阪の間を「小浜ー京都ルート」で整備すると決めています。

今月22日、東海道新幹線の保守用車両の脱線事故により東京と大阪を結ぶ「大動脈」が寸断され駅は大混乱となりました。

地震などの不測の事態に備える「代替ルート」として、北陸新幹線の早期の全線開通の必要性があらわになりました。

こうした中、25日、北陸3県の知事や関西の自治体が一堂に会し、自民党や公明党、総務省、国土交通省など6か所を訪れ、「小浜―京都ルート」での早期の着工と整備を改めて要望しました。

【福井県・杉本達治知事】「年内には詳細ルートを決定して、来年度末までに着工を目指すというお話をいただいている。それを実現していただけるような概算要求をお願いしたい」

また、大阪府の吉村知事は、建設費が想定のおよそ2倍に膨れ上がっていることを受け、沿線の自治体が負担する費用を減らせるよう、国に要望するということです。

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