日産自動車は、ことし4月から6月までの決算で営業利益が99%減少したと発表しました。アメリカでの販売減速が主な要因です。

日産自動車によりますと、ことし4月から6月までのグループ決算は売上高が2兆9983億円と、前の年と同じ時期と比べて3%近く増えました。

一方で、本業の儲けを示す営業利益は9億9500万円と前年から99%以上減少しています。主力のアメリカ市場で販売ダウンが大きく影響しました。

日産自動車 内田誠社長
「米国ではですね、在庫の増加であったり、需要の減少、またセグメントによる競争の激化が重なってですね、予想よりも販売を伸ばすことができませんでした」

アメリカ市場では高い価格や充電インフラの設備不足からEV=電気自動車の販売が鈍る一方、二酸化炭素の排出が少ないハイブリッド車が伸びています。

日産はアメリカ市場でハイブリッド車を投入できていないことから、トヨタやホンダなどと比べて不利な状況が続いています。

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