(ブルームバーグ): 米IBMは4-6月(第2四半期)決算発表で、人工知能(AI)事業の受注が急増したことを明らかにした。顧客が最新技術の導入に取り組んでいることが背景。

  24日の発表資料によると、AIコンサルティングとソフトウエアの受注は2023年半ば以降、20億ドル(約3080億円)を超えた。これは4月の1-3月(第1四半期)決算発表で開示した10億ドルの2倍。

  アービンド・クリシュナ最高経営責任者(CEO)はインタビューで、AI関連の受注の約4分の3はコンサルティングで、残りはソフトだと説明。時間の経過とともに、ソフト収入のシェアは高まる公算が大きいと付け加えた。

  4-6月期の売上高は2%増の158億ドルで、アナリスト予想平均の156億ドルをわずかに上回った。ブルームバーグの集計データによると、IBMのソフト部門の売上高は7%増の67億ドルで、アナリスト予想を超えた。

  1株利益は一部項目を除いたベースで2.43ドル。市場予想平均は2.20ドルだった。IBMは通期のフリーキャッシュフローが120億ドルを超える見通しを示した。従来予想は120億ドル「程度」で、若干の上方修正となる。

  24日の米株式市場時間外取引では、IBM株は約4%上昇。

原題:IBM Reports Boost in AI Bookings, Better-Than-Expected Revenue(抜粋)

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