「鉄道」に関するさびしいニュースです。
山陽新幹線の「こだま」として運用されている「500系」の運転が2027年をめどに終了されることになりました。

【JR西日本・長谷川一明社長】
「約30年で営業運転の役目を終えるということになるが、多くのお客様に愛されご利用いただいた車両。心よりご利用いただいたお客様に感謝を申し上げたい」

JR西日本は24日の会見で山陽新幹線、「こだま」として運用する「500系」車両について、老朽化などを理由に2027年をめどに運転を終了すると発表しました。
「500系」はJR西日本が独自開発した唯一の新幹線で、1997年に「のぞみ」として導入。日本ではじめて時速300キロでの運転を実現しました。

JR西日本は最後まで「500系」の雄姿を見てもらいたいとして、運転終了までの間、様々な企画を行う予定です。

<スタジオ>
【野川キャスター】
私も寂しい気持ちでいっぱいです。500系が登場したのが1997年。私はその時3歳でした。500系は私の永遠のアイドルでもあります。

広島県を走っているのは山陽新幹線、大阪と福岡の両都市を結んでいます。大阪と福岡には特徴があって、大阪も福岡も空港が街中から近いので、飛行機との争いが非常に厳しい区間になります。とにかくスピードを出せる車両を作りたくて開発した車両だったのです。

何といっても特徴的だったのは「顔」です。非常にシャープ、スピードを出すための設計です。登場から30年近く経っていますが、未だに近未来感があります。ちびっ子にもいまだに大人気です。

日本の鉄道車両で初めて300キロで営業運転を始めた車両だったということで、いろいろな面で新幹線の歴史に燦然と輝く名車両であることは間違いありません。
私も残りの数年間、時間を噛みしめるように見送りたいと思います。

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