中国で500店舗以上を展開する有名ダイニングバーが日本に進出しました。中国の飲食チェーンが日本を目指す動きが加速しています。
■「日本1号店」渋谷にオープンした理由は?
東京・渋谷にオープンした「Helen’s Bar」 この記事の写真先月、東京・渋谷にオープンした「Helen’s Bar」の店内をのぞいてみるとほぼ満席で、外国人観光客も詰め掛けてにぎわっています。
中国人留学生(20代)「雰囲気がいいから、(中国の若者は)みんな来たがります。この店がオープンして良かった。遊びに行ける所ができたって感じです」 フランスからの観光客
「ここの装飾が好きです。雰囲気とかもステキです」 日本人客(20代)
「初めて来ました。ここが中国とか、中華系の人に有名っていうので、来たっていう感じです」 東南アジア・中国の少数民族の文化をイメージ
店内は、「東南アジアや中国の少数民族の文化をイメージした」というインテリアが特徴的です。
有名チェーン店の「日本1号店」この店は、中国で529店舗を展開する有名チェーン店の「日本1号店」です。
中国の外食企業は「ガチ中華」と呼ばれる、より本場の味に近い中華料理店が並ぶ池袋や高田馬場に出店することが多いといいますが、渋谷にオープンした理由を店長はこう話します。
「渋谷は世界中の人々が訪れる最も人気のある場所の一つ」 柴本祥吾店長「渋谷にオープンした理由は単純です。渋谷は世界中の人々が訪れる最も人気のある場所の一つで、渋谷を通してより多くの人々とつながることを願っています」
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■去年6月にも「巨大チェーン店」池袋に進出■去年6月にも「巨大チェーン店」池袋に進出
50店舗の進出を目指す在日中国人だけではなく、日本人や訪日観光客もターゲットにして、50店舗の進出を目指しているといいます。
中国事情に詳しい経済ジャーナリスト 浦上早苗氏 中国事情に詳しい経済ジャーナリスト浦上早苗氏
「Helen’s Barは、お店のブランディングとして、『夜のスターバックス』というふうに標榜(ひょうぼう)しているんですが、『若い人が集まる場所』というイメージを定着させたかったのではないかなと思う。(中国国内は)競争が激しくて、競争の結果、値下げも起きていくし。そうすると、中国で戦うのがだんだんきつくなってくるから。世界の方が空白地帯が多いから、海外進出を進めているのではないかと思う」 中国系外食チェーンの日本進出が目立つ
近年、火鍋のお店など中国系外食チェーンの日本への進出が目立つようになりました。
巨大チェーン店「蜜雪冰城(MIXUE)」が池袋に進出去年6月には、お茶やレモネードなどを販売する、中国で3万店舗以上を展開する巨大チェーン店「蜜雪冰城(MIXUE)」が池袋に進出。今後もこのような動きは加速していくといいます。
「絶対入ってくるマーケット」 浦上氏「日本って人口も多いし、所得もそれなりに高いし、中国から近いし、中国人もいるので。当然、海外進出しようと思った時に、絶対入ってくるマーケットではある」
(「グッド!モーニング」2024年7月24日放送分より)
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