商用車大手のいすゞ自動車は24日、普通自動車AT(オートマチック)限定免許で運転できる小型トラックをお披露目した。

公開した「ELFmio(エルフミオ)」は、車両総重量3.5トン未満の小型ディーゼルエンジントラック。

エンジンをはじめとした多くの部品の軽量化で、2017年3月12日以降に取得した普通自動車運転免許でも運転できる規格を実現。AT限定免許にも対応している。

物流業界では、人手不足が懸念される、いわゆる「2024年問題」が課題となっている。さらにネット通販市場の拡大などを背景にラストワンマイル配送も増加していて、「ELFmio」の市場投入で、配送業の運転手の裾野を広げることに貢献するだけでなく、自営業における働き手不足にも貢献したいとしている。

いすゞは「ELFmio」を「だれでもトラック」と掲げ、ハンドルを小さくしたり、シートの可動域を広げるなどの改良がされている。

また、ボディカラーについても「トラックのイメージを刷新したい」として、淡い青色を専用色として採用したという。

価格は365万5000円(東京地区希望小売価格・税抜き)で7月30日から発売される。

店舗のほかに、商用車メーカーとして初めてのオンラインストアもオープンし、いつでも見積もりを出すことができる環境を整備した。

いすゞは、国内で5000台の販売を目指すとしている。

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