(ブルームバーグ): ホワイトハウス返り咲きを目指すトランプ前米大統領は、11月の大統領選で民主党候補になることが有力視されているハリス副大統領との討論会に応じる意向があると述べた。ただ、ABCニュース以外のネットワークが主催者となることが好ましいと注文を付けた。

  ハリス氏との討論会についてトランプ氏は23日、記者団との電話会見で「そうしたい。重要なことだと思う」と発言。「実際、複数回の討論会でも構わないと思っている」と語った。

  バイデン大統領が選挙戦撤退を表明する前の段階では、トランプ氏とバイデン氏はABCニュースの主催で9月に再び討論会を行う予定だった。

  ハリス氏陣営の担当者にコメントを求めたが、すぐに返答は得られなかった。

  トランプ氏は、ABCが討論会を主催することには「乗り気ではない」と語り、同局を「フェイクニュース」と表現。ただ、同局主催の討論会に参加しないとまでは言い切らなかった。同氏は以前、保守系テレビ局のFOXニュースが討論会を主催することを望んでいると語っていた。

  6月27日に行われた第1回討論会では、精彩を欠いたバイデン氏の高齢不安が民主党内に広がり、選挙戦からの撤退を求める圧力につながった。

原題:Trump Says He’s Willing to Debate Harris after Biden Downfall(抜粋)

--取材協力:Akayla Gardner.

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