鶴岡市ではきょう(23日)、漁獲量の向上を目的にヒラメの稚魚が放流された。

放流されたヒラメは、鶴岡市にある県の栽培漁業センターで今年4月下旬にふ化させ育てられた体長6センチ・約4グラムの稚魚。

この活動は漁獲量の向上を目的に県漁協などが行っているもので、鶴岡市ではきょう、由良漁港・米子漁港でそれぞれ2万5500匹が放流された。
このうち、米子漁港では地元の漁師などが協力して午前10時前から放流が始まり、バケツを使って丁寧に海に帰していった。

漁獲量が減少する中、近年は温暖化による海水温の上昇からヒラメのエサとなるアミ類がこれまでより早い時期に少なくなるため、10日ほど時期を早めて放流しているという。

(県漁協青壮年部連絡協議会・土田信明さん)
「パーセントにしたら1~2%程度だが、確実に漁獲になっている。1匹でも多く帰ってくるよう願いながら放流している」

ヒラメの放流はきょう午後に遊佐町でも行われ、今月30日までに酒田市でも実施される。
水揚げは、来年の秋以降、体長が30センチ以上に育ってから行われる。

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